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        糖尿病の食事療法
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糖尿病・・加齢にともない増加傾向にあります(60歳以上が一番多いです)

糖尿病とは、糖の代謝が悪くなって血糖値が高くなる病気です。

私は、糖尿病の診断を受けています。
4週間に一回は通院して薬を頂いています。(血圧と血糖値を調べる検査です)
2か月から3か月に1回はヘモグロビンの数値を調べています。

●糖尿病手帳
糖尿病手帳には「私は糖尿病です。私が意識不明になったり、異常な行動を示したら、
私の携帯している砂糖(ブドウ糖)またはジュースか砂糖水を飲ませてください。
飲めない場合や飲んでも回復しないときは、救急車(119番)を呼んでください。」
~医療機関の皆さんへ~
私が意識不明になったり、異常な行動を示す時は、血糖値を調べてください。
低血糖を疑われた場合は、ブドウ糖の注射をお願いたします。
詳しい情報が必要な場合は、主治医に紹介お願い致します。」
といった内容や(氏名・住所・電話番号・かかりつけの医療機関・かかりつけ医)
が記載されています。

●糖尿病と診断されたら
たとえ自覚症状がなくても、すぐに治療を開始する必要があります。
糖尿病にとって何より必要なのは「膵臓を休ませること」です。
そのため、糖尿病の治療では、高い血糖値をできるだけ正常に近い数値に戻し
膵臓の負担を減らすことが目的となります。
自覚症状がなくても、糖尿病と診断された段階で、膵臓の機能は健康な人の半分まで
低下していると考えられます。
早期に治療を開始すると、膵臓の機能が戻ってることもあります。

●糖尿病の治療法
糖尿病の治療法の3本柱は、食事療法・運動療法・薬物療法です。
私は、現在食事療法と薬物療法の治療を行っています。
最近は、早い段階から積極的な薬物療法を取り入れるようになってきています。
薬物療法は血糖値を良い状態にコントロールする事で、インスリンを分泌する
膵臓の機能が保たれ、良好な血糖値を維持できるようになるのです。

◆糖尿病食事療法の重要性
糖尿病の治療を行うなかで、「1万歩以上歩いたから大丈夫なはず」
「薬を飲んでいるからよくなるはず」と思っていても、血糖値が下がらないということを
経験することがあります。
糖尿病では、書記事療法がある程度きちんとできていれば、良好な血糖コントロールに
結びつきます。食事療法は即効性があるものではなく、目に見えて変化が現れるものでは
ありませんので、長期間にわたってセーブする事は非常に大変なことです。
しかし、食事療法なしに糖尿病は克服できません。
毎日の食事に意識を持つことが大切です。

①食事療法の効果

<肝臓>

エネルギー摂取量を制限することにより、肝臓のグリコーゲンの蓄積は少なくなり、その分
肝臓からの糖の放出量がすくなくなるため、血糖を低下させることになります。
<膵臓>
エネルギー摂取量を制限することで膵臓の負担を取ることができます。
エネルギーの制限によって血糖値が上がりにくくなると、そのこと自体が膵臓の負担を
軽くします。
<末梢組織>・・筋肉や脂肪組織
エネルギー摂取量を制限することによって肥満が解消すると、インスリンの働きがよく
なるため、末梢組織での糖取り込みが上昇、血糖値が下がります。

②食事療法の注意点

Pointo1 ごはんはきちんと量って「適量を守る」
一日1600Kcalが適正エネルギーの場合は、1食で150g(軽く茶碗1杯)です。

Pointo2 食べる順番と噛む回数を意識しましょう。
食べ物の種類とともに食べる順番や噛む回数などが重要視されています。
食べる順番や噛む回数を意識するだけで、満腹感を感じやすく、野菜を先に食べるだけで、
炭水化物を先に食べる場合より血糖値の上昇を抑えられ、インスリンの分泌量が少なく
なります。是非、実践してみましょう。

Pointo3 食物繊維をたっぷり低エネルギーの副菜を食しましょう。
食物繊維が豊富な野菜やきのこ、海藻を使った低エネルギー食は糖尿病の特効薬です。
我が家では、妻が毎日の食事に神経を使ってくれています。

Pointo4 1日3食、毎食3つの器を用意しましょう。
メニューは、1日の適正エネルギーを朝3:昼4:夜3で3食分に分けるのが理想的です。
3つの器とは、「主食」、「主菜」、「副菜」の器です。
なるべく、間食はしないように心がけましょう。